第1日目:ワークショップ

2023年3月4日(土)13:00~17:00

\LIVE配信/

「アドラー心理学入門〜日々のより良き実践のために」

講師:箕口雅博(立教大学)、八巻 秀(駒澤大学、SYプラクティス)

心理学者アルフレッド・アドラーが創始したアドラー心理学(正式名称:個人心理学)は、「実践の心理学・勇気の心理学」とも言われています。まさに「勇気 Courage」という概念をキーワードに、日々のより良き実践のためのさまざまな知恵やヒントが凝縮されている心理学です。それはただ本を読んだり、座学で学ぶような知識を得ることだけにとどまらないで、腹からわかる・体得することによって、本当に理解・実践できる心理学とも言えるかもしれません。


この入門研修では、2人のアドラー心理学実践を続けている講師による講義や対話、そしてワークなどによって、できるだけ多面的・多声的に1からアドラー心理学を学んで、いや体得していただこうと思っています。アドラー心理学に触れるのは初めてという方はもちろんのこと、アドラー心理学の基礎をあらためて学び直したいという方にも、ぜひご参加いただければと思います。


なおこの研修は、基本的には会場での対面で行いますが、オンラインでの参加も可能な「ハイブリット形式」で行う予定です。多くの方にご参加いただければと思います。

こちらのワークショップは、非会員の方や学生の方で、アドラー心理学にすこしでもご興味がある方におすすめです。

「目標の一致について考えるワーク」

講師:中島 弘徳(岡山理科大学)

カウンセリング場面や、また、日常生活や子育てで共同の課題を考えるときには、「目標の一致」が取れることが必要です。 今回のワークでは、人が感情的なる時やこちらの意図がうまく伝わらない状況をアドラ ー心理学の理論で考えながら、相手の目標(意図)と私の目標(意図)との一致点を探り、さらに、どのような手段だったら、建設的な方向での一致ができるかを考えていこ うと思います。

勇気づけの教室をつくる~学校は共同体感覚をはぐくむ場になっているか?

講師:佐藤 丈(山梨県北杜市立小淵沢小学校)、三浦大栄(岩手県八幡平市立平館小学校)

今学校では、主体的であること、対話的であること、そしてそれらが深い学につながることが 目指されています。


これはまさに、アドラー心理学がずっと大切にしてきたこととほとんど一致します。 例えば、主体的、対話的で深い学びを目指す教師は授業で子どもに「○○させる」という表現に 違和感を感じます。どちらかと言えば教えることよりも学ぶことを重視します。 誉めたり叱ったりして子供をコントロールするのではなく、子どもの本来持っているであろう よりよくなりたいという欲求に耳を傾け引き出そうとします。


しかしまだまだこのような教師は少数派。その数少ない実践家、まさに「授業」を通して 子どもの共同体感覚をはぐくもうと日々奮闘する岩手の教師三浦大栄氏をお招きします。そして、私佐藤は発達に特性のある子どもたちとの関りから見えてきた「劣等感」の意味と、それをどう生かすかについて一教師として提案します。


学校はいつの世も「問題」の坩堝。社会の縮図だからでしょう。学校はみんなのもの・ 教員だけでなく、教育、子育て、ニッポンノミライに関心をお持ちの方どなたでも お集まりいただき「勇気づけの教室、学校」をみんなで考えていきたいと思います。

「子どもの自立を支援する 勇気づけ子育て」

講師:熊野英一(株式会社子育て支援 代表取締役 / 一般社団法人ビリーバーズ 代表理事)

幼児教育、学校教育、不登校支援、虐待防止などの子育て支援に関わる方にとっても、ご 自身の子育て真っ最中の方にとっても役に立つ、アドラー心理学をベースにした子どもと の関わりについて、ワークショップ形式で楽しく学ぶ場です。


心理的安全性が確保された場で、お互いにリアルな悩みや不安を自己開示してみたら、そ こには共通点があることを発見するでしょう。アドラー心理学の考え方を、自身の物事の 捉え方や子どもとのコミュニケーションに取り入れたら、そうした共通の悩みや不安をシ ンプルに解決することができます。


アドラー心理学の初学者にもわかりやすく、楽しく、実践的に学べるワークと対話の時間 を設けます。アドラー心理学の実践者にとっては、自身のコミュニケーション・スタイル を見直し、新たな気づきを得られる場になるでしょう。