The 4th Annual Conference

日本個人心理学会

第4回 学術大会

Japanese Society of Individual Psychology

2024年3月2日(土)-3日(日)

東洋学園大学にて対面開催

たくさんの参加者を迎え終えることができました。

ありがとうございます。

大会長 鈴木義也

両日共当日参加が可能です

会場2Fの受付まで直接お越しください

【事前参加申込をされた皆様へ】

申込完了メール文(自動応答)内の「ネームプレート(PDF)」をプリントアウトして当日お持ちください。名札ケースはお貸しします。
※お忘れの場合は当日手書きでご対応いただきます。

大会テーマ|

「私の好きなアドラー」

最新情報|

2024.2.26 プログラム及びプログラム抄録集に若干の修正があったので、再度ダウンロードお願いします。

2024.2.23 プログラム抄録集をUPしました。

2024.1.24 一般演題発表・自主シンポジウムのタイムテーブルを更新しました。

2024.1.23 大会長講演の内容を更新しました。

2023.12.1 演題・自主シンポジウム登録(登録・抄録提出1/10まで)

2023.12.1 参加申込受付を開始しました。

2023.11.27 大会ページを更新しました。

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▶プログラムはこちら
日本個人心理学会_第4回大会プログラム.pdf
PDFファイル 1.6 MB
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▶プログラム抄録集はこちら
(3/3参加者のみ)パスワードを入力してダウンロードしてください。
日本個人心理学会_第4回大会プログラム抄録集.pdf
PDFファイル 1.9 MB
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第4回学術大会チラシデータ
JSIP第4回学術大会.pdf
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会期|

【第1日目】 2024年3月2日(土)13:00~18:00

【第2日目】 2024年3月3日(日)10:00~18:00

日程|

   
3月2日(土)
13:00-17:00

 研修会

17:00-18:00  アドラー・マーケット(書籍展示&懇親)
  
3月3日(日)
10:00-12:00

 研究発表、自主シンポジウム

12:00-14:00

 総会 昼休

14:00-14:30

 大会長学術講演「アドラーの世界観」
14:30-16:30  シンポジウム「日本のアドラー」
16:30-18:00  アドラーカフェ

各種申込期限|

演題・自主シンポ登録

2024年1月10日(水)

抄録提出 2024年1月10日(水)
大会参加事前申込 2024年2月20日(火)
ワークショップ参加申込 2024年2月20日(火)
入金受付 2024年2月20日(火)

大会長あいさつ|

 日本個人心理学会の大会も4回目を迎えようとしています。2019年の学会発足から5年、前身である日本臨床・教育アドラー心理学研究会の2011年の発足からだと13年の月日が流れました。
 おかげさまで日本個人心理学会は順調に会員も集まりつつあり、学会誌、大会、研修会なども定期的に開催されて学術団体としての体を成しつつあります。
 今回の大会は「私の好きなアドラー」というテーマです。アドラーが登場したのは臨床心理学の初期ですが、アドラーは私たちにとって今も学ぶことばかりのモデルとなっています。 アドラー心理学を学ぶ私たちはアドラーとその心理学に大きな興味を抱いています。みんなアドラーが好きなのです。「アドラー好き」が集う所、それが日本個人心理学会です。
 多くの人から「私の好きなアドラー」の声を聞けることを楽しみにしています。
この大会ではそんなアドラーの系譜を研修で紹介し、研究発表やシンポジウムでその学びを深めます。同時に、参加者の皆さんが「私の好きなアドラー」を大いに語ってアウトプットしてもらう新企画としてアドラーマーケットとアドラーカフェを設けました。
 ぜひ会いに来てください。

日本個人心理学会第4回学術大会

大会長 鈴木義也(東洋学園大学)

日本個人心理学会について|

□日本個人心理学会はアドラー心理学を研究する学術団体です。

 

□日本個人心理学会は2019年の設立でまだ若い学会ですが、その前身の日本臨床・教育アドラー心理学研究会は2011年に設立され、合わせると10年を超える活動をおこなってきています。

 

□まだ若い学会ですが、基軸となるアドラー心理学はご存知のようにフロイトやユングと同期の歴史があります。

 

□新しい研究を重ねる心理学にとって、そんなに古いアドラー心理学を学ぶ必要があるのかと聞かれますが、アドラー心理学には今でも非常に役立つ資源が大量に埋蔵されています。

 

□アドラー心理学はフロイトやユングに比べるとマイナーな存在でしたが、昨今の日本ではベストセラー『嫌われる勇気』のおかげで一般の方々にも知られるようになりました。

 

□心理学は基本的には大学や学会などのアカデミックな場で育成されていますが、アドラー心理学は民間や市民の活動の中においても成長してきました。そのため、子育てや教育、ビジネスやキャリアなどの領域で早くから多くの実践を重ねてきています。

 

□そのような歴史と蓄積を、学会というアカデミックな場で広く共有し、さらなる探究を深められればいいでしょう。

 

□本学会は日本の市民に貢献するという役割と、日本の心理学界隈においてアドラー心理学の居住地を作って発信していくという役割があるのではないでしょうか。

 

□アドラー心理学を知るとこんなにいいことがあるという喜びを皆様と分かち合いたいと思っています。

第4回大会の説明

  • この学術大会は3/2(土)と3/3(日)の2日間に渡って開催されます。
  • 場所は都心の東京ドーム近くの東洋学園大学です。
  • オンラインやハイブリッドではなく完全なる対面で開催されます。
  • けれども、参加申込はオンラインです。大会や研修会への参加申請や参加費支払いや発表申込などは大会ホームぺージからのみとなります。
  • しかし、当日参加はオンラインでなく対面でできます。事前申込の方がお得ですが、当日朝に思い立ったとしても大会に参加できます。研修会も定員に空きがあれば当日参加できます。
  • 3/2(土)は研修会とアドラーマーケット、3/3(日)は研究発表、総会、講演、シンポジウム、アドラーカフェがあります。詳細は以下に説明します。

 

<感染症対策>

  • 消毒液の設置や換気を行います。
  • 自他への感染を防ぐために手洗い、濃厚接触回避、マスク着用のご協力をお願いします。
  • 新型コロナウイルスに感染した場合は自主的に参加や発表を見合わせてください。
  • 飲食を伴う懇親会はありませんが、アドラーマーケットやアドラーカフェを懇親の場としてください。

申込について|

 大会まであと3ヶ月となりました。各種締切はわかりやすいよう10のつく日にしました。

 

 演題・自主シンポジウムの締切は1/10で、あと一月ありますので、ご自身の活動を振り返ってまとめてみてください。

 

 大会自体の参加申込締切は2/20でちょっと先です。私もよくやるのですが申込を忘れて当日参加になってしまわないようにしましょう。事前と当日では会員では2000円の差があります。二日間のお昼代にも相当します。とにかく早割がお得です。申込はクレジットカードで今すぐにできます。

 

 また、研修会はそれぞれの会場による定員が現時点では確定されていません。先着順ですので、万一定員を超えた場合はお断りすることになるので早めのお申込みをお勧めします。尚、研修会参加費は当日でも事前でも同じとなっています。

 

2023年12月2日

研修会|

  • 遠方からの方のために午後1時から5時までの4時間の研修となります。
  • アドラー心理学の代表的な4つの技法を学ぶ機会を用意しました。初めての方も、改めて学びを深める方もどなたでも参加できます。
  • 4つの技法とは「勇気づけ」「課題の分離」「早期回想」「不適切な行動の目的」です。
  • 更に、初めての方のための「アドラー心理学入門」も設け、5つの研修が同時進行でおこなわれます。
  • それぞれの研修は先着順での締切なので、事前申込をお勧めします。
  • 当日も定員に空きがあれば参加できます。しかも、参加費は当日参加も事前申込と同額です。

アドラーマーケット|

  • 研修会後に懇親を兼ね、出版物を介して会員相互の交流を図ります。
  • アドラーの本を出している出版社が出店します。
  • 加えて、アドラー関係の本の著者が自著を持参し展示したり即売したりする場を設けます。
  • このアドラーマーケットに出店できるのは日本個人心理学会の会員と準会員です。
  • 出店に関して事前の申請や認可は必要ありませんが、会場の都合上、大会参加フォームで大会参加や研修参加や発表申込と並んでアドラーマーケット出店をうかがいます。
  • 著書がある会員の方は自分の書いた本を持ってきて披露したり販売したりできます。
  • 本の価格設定は自由です。取引に学会は一切関与しません。
  • 参加者の皆さんは著者と直接触れ合う機会としてください。
  • 自分が書いた本でなくても販売することができます。
  • 但し、日本個人心理学会の学会誌は展示も販売もできません。
  • また、当日出店している出版社の本は展示できますが売ることはできません。
  • 本でなくてもアドラー関連グッズの販売も可能です。怪しい物は出品しないでください。
  • 飲食品の販売は不可です。
  • 場所は会場の机や椅子などを使って各自適当に陳列してください。
  • 貼り紙や値札などをつけてもかまいません。
  • 大学の机や機材の貸し出しはありません。机などの持ち込みもできません。
  • 会員が書籍を通して発信する参加型の企画ですので、皆様の積極的参加を期待しています。
  • 最悪、出店が少なくても会場を懇親の場としてお使いください。
  • 研修会に参加された方は引き続きアドラーマーケットにご参加ください。
  • 研修会に参加せず、アドラーマーケットのみに参加される方は大会参加申込(当日参加可)が必要です。

研究発表|

  • 3/3の午前中は研究発表となります。
  • 学術大会として日頃の研究を会員が発表する場です。ふるって発表ください。
  • 参加者の方はお好きな発表をご覧ください。発表途中での入退室は自由です。
  • 発表枠は30分、60分、2時間の自主シンポジウム枠の3つの中からお選びください。
  • 発表申込の後に抄録原稿を提出し、採択審査の査読を受けていただきます。詳細は抄録作成の注意事項をご覧ください。

総会|

  • 年に一度、会員が集まって学会の運営や方針について報告と審議を行う学会としての全体会議の場です。
  • 会員限定なので会員以外の方は退出願います。

昼休み|

  • 総会終了後に昼休みとなります。
  • 当日、大学内の学食は営業していません。お弁当の販売はありません。
  • 飲み物の自販機はあります。
  • 日曜日のため近辺は閉店している店が多いです。紙面によるランチマップは用意します。
  • 会場内で飲食はできます。
  • こぼした食べ物やコーヒーなどの染みが絨毯についてしまった場合は応分の清掃費を請求します。
  • こぼれやすいカップでなくペットボトル形態の飲料をお勧めします。

大会長講演「アドラーの世界観」〜自由エネルギー原理との関連において〜

  • 「アドラーの世界観」という題だが、正確には「アドラー心理学の世界観」についてである。
  • 現代の心理学は専門性に特化し、細分化した学問領域が林立し、互いに知らないマンションの一室のようなタコツボに埋没している。やればやるほど細かな専門性に分割していき、世界という大きく曖昧なものは視野に入らなくなってくる。(全体を扱う学問は別だが)
  • そこにおいては自分の専門分野には詳しくても、それ以外の分野については無知に等しく、諸分野の総合的関連性については手探りになってしまいがちである。
  • しかし、アドラー心理学には分割できない全体性という概念が存在している。それはアドラー心理学ならではの全体的・総合的視野である。
  • この全体性があるからこそ、アドラー心理学は「all in one」として多様な分野で機能する汎用性を持てるのである。つまり、これは専門外だからわからないというのではなく、知らない分野でも考えていくことができる視点をアドラー心理学はもっている。
  • このような全体性的視座において重要なのが「世界観」である。
  • 臨床においても臨床家としての世界観(臨床観、治療観、臨床的世界観、臨床思想)がある。技法や理論を包括、もしくは超越して、ライフスタイルならぬ臨床スタイルという世界観がある。同様に心理学者にも研究者としての世界観がある。
  • 人は内的外的な時空にライフスタイルと呼応して位置づけや意味づけをしながら世界観を描いていくと考えられる。共同体感覚はそのような世界観に資するものである。
  • ところで、近年登場した自由エネルギー原理は、あらゆる脳の神経学や心理学や医学の理論を統一的に説明しようとする果敢なものである。
  • この自由エネルギー原理の唱える世界観とアドラー心理学の描く世界観を通底させることを狙いながら論じていきたい。

シンポジウム「日本のアドラー」|

  • 日本のアドラー心理学史のシンポジウムです。日本のアドラー心理学が公の場で自らの軌跡を振り返るのはおそらく初めてではないでしょうか。
  • 日本ではアドラー心理学がどのように輸入され展開していったのか。私たちの知らない初期の局面を知るシンポジストをお招きし、それぞれの方にとってアドラー心理学とは何だったのか、どうなっていったのかという歴史を辿ります。
  • 歴史を踏まえて、今後の発展のための展望も得られることを期待しています。

アドラーカフェ「私の好きなアドラー」|

  • アドラーは研究室に籠るのではなく、ウィーンのカフェ・ツェントラルにたむろして談話しながら研究を深めていたと聞きます。堅苦しいものではなく、民主的に自由に発言と対話がなされる場であったのかもしれません。
  • アドラーの対話形態に倣って、小テーブルごとに分かれて談義していただきたいと思います。
  • テーブルは中心人物や中心テーマ別にいくつか用意し、バーテンダーさながらにテーブルマスターを置きます。
  • お好きなテーブルに集ってください。
  • 終わったばかりのシンポジウムに登壇された先生、午前中の発表者、昨日の研修会の講師、そして本学会の面々がテーブルにつかれます。
  • 学会というと一方的に聞くだけで、なかなか対話する機会がないのですが、アドラーカフェではテーブルを囲んでお互いが自由に話す機会を設けます。当日の状況で新たなテーブルが出現するかもしれません。
  • テーブルごとの事前予約や定員制限はなく、どのテーブルにつくかはその時の流れに任せてください。
  • アドラーマーケットと同様の新しい参加型の企画ですのでお楽しみに。
  • このアドラーカフェをもって、第4回大会は幕を閉じます。